| 教 会 長 | 2023.09 | ||||
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9月を迎えまだまだ残暑の日々が予想されますが、旧暦の上では夏真っ盛りで す。17日(日)には、秋の霊祭が仕えられます。霊様は我々の親ご先祖であると同時に、我々にご信心を教え下される神様、霊の神様であられます。教えに『ご信心しておくがよい。ご信心してあなたがおかげを受けると、あなただけではない、後々の孫、ひ孫の末の末までがおかげを受けるし、また、ご先祖の精霊御霊までが、あなたがご信心して、おかげを受けてくれるからと、安心してお浮かびなさる。あなたの受けたおかげは、いつまでも離れずについてゆくものであるから、できるだけこの世でご信心して、おかげのもとを作っておくがよい。』とあります。 この教えからも分かりますように、霊様は形式的には教会のご霊殿やお墓に鎮まれておられるということになりますが、その魂は鎮まれることなく、常に我々の前に立ち後ろに添うごとく我々を教え導こうとなされておられます。と同時に我々に末の末までもおかげを頂けるようにご信心下さいと期待をかけて下さっておられるのです。 また霊様はお盆のお墓参りもそうですが、春秋の霊祭りを心待ちになされておられます。この秋の9月にも例年通り仕えられますが、秋という言葉にかけまして、その思いは「一日千秋の思い」かと感じるのです。「一日が千年にも長く思われるほどに待ち遠しい」という具合の意味でしょう。このように霊様、神様の願いはたいそうに大きなものですが、我々の日常というのは、信心させて頂いておると申しましても、なかなかに目先、目先のおかげを追い求めるばかりで、気づけばお詫びばかりとも思うのですが、どうでもそのように過ごさせて頂けますのも、霊様・神様のお徳があってのことと有難く思わせて頂くものです。どうぞ皆様共々に霊様・神様の思いを頂き、この秋の霊祭のご参拝のおかげを蒙らせて頂きましょう。それでは今月も皆様の日々の立ち行きを願わせて頂きます。
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