| 教 会 長 | 2023.10 | ||||
|
 
10月を迎えました。まずは、暑さが和らぎ過ごしやすい秋を期待いたします 。10月を神無月と呼びますが、全国の神様たちが揃って出雲大社に集まるために神様がいなくなるという意味と教えられます。逆に、出雲の人たちはこの月を神在月と呼ぶようです。み教えに『親神様は天地を回り巡って万物を守り、生かして下さっている神様である。此方は、日天四月天四、金乃神様と申して拝礼し信心している。人間はみな天地金乃神様から人体を受け、御霊(みたま)を分けていただき、日々天地の調えてくださる五穀をいただいて命をつないでいる。昔から、天は父なり、地は母なりというであろう。天地金乃神様は人間の親様である。此方の信心をする者は、一生死なぬ父母に巡り会い、おかげを受けていくのである。』とありますように、この神様はどの月に関わらず日々に天地があられる限りお働きくださると教え下さり、日々に神在(かみあり)であることを解れるわけですから、真に有難いことです。ですから日々に年中に神様にお世話になり生活をさせて頂いておることを忘れずにおりましたら、信心になってまいります。 もっとも教祖様(生神金光大神様)が信心のお道開きの御用を下さり、数々の教えを残して下さりましたのは、我々子々孫々に至るまで助かるようにとの真に深い祈りがあられてのことです。 今年は教祖様140年の御年で、その記念の御祭りがこの月に御本部で仕えられ、後、順に各地の教会で仕えられます。神津教会は11月19日(日)に仕えられます。どうぞ皆様が参拝のおかげを蒙られますことを願ってまいります。それでは今月も皆様の立ち行きを願わせて頂きます。9月を迎えまだまだ残暑の日々が予想されますが、旧暦の上では夏真っ盛りです。17日(日)には、秋の霊祭が仕えられます。霊様は我々の親ご先祖であると同時に、我々にご信心を教え下される神様、霊の神様であられます。 教えに『ご信心しておくがよい。ご信心してあなたがおかげを受けると、あなただけではない、後々の孫、ひ孫の末の末までがおかげを受けるし、また、ご先祖の精霊御霊までが、あなたがご信心して、おかげを受けてくれるからと、安心してお浮かびなさる。あなたの受けたおかげは、いつまでも離れずについてゆくものであるから、できるだけこの世でご信心して、おかげのもとを作っておくがよい。』とあります。 この教えからも分かりますように、霊様は形式的には教会のご霊殿やお墓に鎮まれておられるということになりますが、その魂は鎮まれることなく、常に我々の前に立ち後ろに添うごとく我々を教え導こうとなされておられます。と同時に我々に末の末までもおかげを頂けるようにご信心下さいと期待をかけて下さっておられるのです。 また霊様はお盆のお墓参りもそうですが、春秋の霊祭りを心待ちになされておられます。この秋の9月にも例年通り仕えられますが、秋という言葉にかけまして、その思いは「一日千秋の思い」かと感じるのです。「一日が千年にも 長く思われるほどに待ち遠しい」という具合の意味でしょう。このように霊様、神様の願いはたいそうに大きなものですが、我々の日常というのは、信心させて頂いておると申しましても、なかなかに目先、目先のおかげを追い求めるばかりで、気づけばお詫びばかりとも思うのですが、どうでもそのように過ごさせて頂けますのも、霊様・神様のお徳があってのことと有難く思わせて頂くものです。どうぞ皆様共々に霊様・神様の思いを頂き、この秋の霊祭のご参拝のおかげを蒙らせて頂きましょう。それでは今月も皆様の日々の立ち行きを願わせて頂きます。
|
|||||
![]() |
|||||